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RSSフィード メダロット〜15 years after〜
   

日時: 2015/06/22 06:42
名前: 磁石マン

初代アニメメダロット放送終了からもうすぐ15年が経ちます。
そこであのアニメのイッキたちの15年後のストーリーを描いてみました。

一応、魂の話から15年後ということにしていますが、
話の設定やコメディータッチなところは初代アニメを踏襲する形でいきます。

〜ストーリー〜

イッキたちが世界大会でヘベレケの野望を打ち砕き、その後デスメダロットを
率いるコクリュウを更生させてから早15年が経とうしていた。

かつて子供だった者は皆大人へと成長し、大人になった人々はメダロットとの友情は続きつつも、
仕事や日々の生活に追われて昔のようにロボトルを行う者は少なくなってしまっていた。

イッキはというと、かつてと変わらず仕事の合間を縫ってはメタビーとロボトルを楽しんでいた。
そんなイッキにある日、ロボトル世界大会の案内状が届く。
今回こそはビクトルに勝つんだと意気込むイッキとメタビーだったが、
そんな彼らの前に新たな敵が立ちはだかろうとしていた。



Re: メダロット〜15 years after〜 ( No.10 )
   
日時: 2015/06/30 04:50
名前: 磁石マン

イッキは息を切らしながら一軒の居酒屋の前で立ち止まった。
そして同窓会の案内を見て、店名を確認した。
「居酒屋歩道橋。よし、ここだ!」
「おう!しかし変わった名前の店だな。」
イッキとメタビーが店内に入ると、座敷の人だかりの中からアリカが手を振った。
「あっ、来た来た。遅いわよ、イッキ!」
「悪い悪い。」
「おぉ!天領!!」
オトコヤマが座敷から勢いよく立ち上がると、イッキへと駆け寄って力いっぱい抱き締めた。
「久しぶりだなぁ、天領!!先生はお前に会いたかったぞ!!!」
「痛い痛いって!相変わらず暑苦しいなぁ、オトコヤマは!」
「むっ。先生に向かって呼び捨てとは…罰としてこの店の周り100周だ!!」
「えぇぇぇ!?」
オトコヤマはニッコリと笑うとイッキの肩をポンポンと叩いた。
「ははは!冗談だ、冗談。元気そうで何よりだぞ、天領。」
「全く…。」
「へへへ。この先生の前じゃイッキも形無しだな。」
「うるさいぞ、メタビー!」
「相変わらずだねぇ、あんた達は。」
「むっ…その声は。」
イッキとメタビーがそちらへと目をやると、そこにはキクヒメ、カガミヤマ、イワノイというかつてのスクリューズの面々が並んで座っていた。
「親びん、あいつらに成長なんて無理な話ですぜ!」
「そうそう。歳食っただけのガキですからね。」
「ふふ、そうだったね。」
「なにをーーー!!」
イッキとメタビーはスクリューズのテーブルへと行くと、三人を睨みつけた。
「お前らこそその態度の悪さとかぜんっぜん変わってないな!」
「ほう。言ってくれるじゃないか。」
「親びん、けちょんけちょんにしてやりましょうぜ!」
イワノイがそう言うと、キクヒメがイワノイの耳を引っ張った。
「いい加減その親びんってのはやめな!あとどうせけちょんけちょんにされるのはあたしらだろーが。」
「あっ、そこの自覚はできたんだな。」
「やかましい!!!」
その場にいる全員が一斉に大声をあげて笑い声をあげた。
「本当に相変わらず元気そうで安心したよ。」
「お前らもな!」
イッキとキクヒメは互いにニッコリと笑った。
そして、カガミヤマがメタビーの頭をポンポンと叩くと言った。
「メタビーのこのパーツも懐かしいなぁ。同窓会仕様か?」
「はは。まぁそんなとこだ。」
すると、アリカが咳払いした後、イッキ達に言った。
「はいはい!盛り上がってるとこ悪いけど、イッキは早くお酒の注文してちょうだい。乾杯出来ないじゃない。」
「あっ、そうだった。ビールで!」
「俺はオイルで!」
「そんなもん居酒屋にはないわよ!!ビール一つお願いしまーす!」
アリカが店の奥の店主らしき人へと叫んだ。
「久しぶりね、天領君。」
すると、オトコヤマの隣りに座っていた女性がイッキに向けて手を振った。
「も、もしかしてマスミ先生!」
そう、それはかつてのイッキ達の音楽の教師マスミだった。
「マスミ先生、なかなか会えなくて直接言えてなかったけど…出産おめでとう!!」
「ふふ、ありがとう。」
マスミは10年前にリククモと結婚し、一年前に二人目の子供を出産していた。
「なぁなぁ、ずっと気になってたんだけどよ。リククモさんにどんなプロポーズされたんだよ!」
「えっ、今更そんな…。」
「ずっとメタビーと俺で話してたんですよ。あの内気なリククモさんがどんな言葉を言えたんだろうなって!!リククモさんに聞いても恥ずかしがって教えてくれないし。」
「勿体ぶらず教えてくれよー!」
「ビールとお通しのタコの塩辛お待たせしましたー。」
居酒屋の店主らしき人物がビールとタコの塩辛をイッキの前にぶっきらぼうに置いた。
「ありがとうございま…ってあーーーー!!!」
「お、お前はロボロボ団幹部、シオカラ!!!!」
「今はシオカラじゃないぞ。一居酒屋店主、シオカライゾウだ。」
シオカラはそう言うとニッコリと笑った。
「久しぶりだな、小僧!サービスはしてやらんがゆっくりしていけよ。」
シオカラは笑いながら厨房へと戻って行った。
「なるほど…。店名にも納得がいったぜ。」
「しかし誰がこの店のチョイスを…。」
「俺だ。この店の塩辛は格別だからな!」
オトコヤマはそう言うと、ガハハと笑った。

大人になると子供の頃に分からなかった色々なことが見えてきてしまう。
イッキとメタビーはこの時に全てを理解した。
マスミにリククモのことや子供のことを話しづらくする為に、オトコヤマとシオカラが結託してこの居酒屋で同窓会を行わせたのだと。


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