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RSSフィード ルーツ・オブ・メダロット
   

日時: 2014/07/26 09:03
名前: silva

えー……初めまして、silvaと申します。
数年前までメダロットにドハマりしていたのですが、真型の発売以降疎遠になっており、興味そのものも半分片なくしていました。

最近になって7を購入し、再びメダ熱が再燃したところで、メダロット小説を自分も書いてみよう、と思い立った次第です。

さすがに皆さんには及びませんが、自分なりに考えて書いてみようと思います。元々は暇つぶしで書いて途中放置していたもののリボーンなので、更新は遅くなると思います。また、アニメ・漫画は未見、歴史関係の設定は弱いので、その辺はオリメダ・オリ設定が出てきます。

それでも良いという方は、たまにでも読んでやってください(礼

2014/7/25追記:
設定の破綻が判明したため、全面的に改稿すべく一旦下げました。仕上がり次第少しずつ上げていきます。



幕間 ( No.9 )
   
日時: 2016/03/12 22:55
名前: silva

「……2号機の所在がわかったわ。彼が持っていた」
『そうか、あやつが……久々の地球だというのにつまらん用事を頼んで悪かったな』
「そうでもない。ヴァルゴも久々に楽しかったって」

シオンと戦った少女は、その足で地上での拠点になっている一軒家に戻り、パソコン越しに誰かと話をしていた。表情は相変わらずの無表情で、内心はうかがい知れない。
通信の向こうの相手は、ノイズでも入っているのか声がかすれており、聞いているだけでは誰なのかを掴むことは出来ない。

『それで、2号機とクワガタメダルは……』
「実力はまだまだだけど、メダロッターが優秀。あれは、化ける」
『ふむ、それならば問題ないか……全く、こちらで確保出来たのはたったの2機、しかもそのうち1機をライウンが勝手に持ち出すとは……』

通信相手は苛立ちをこめたため息をついたがそれも数秒、気を取り直して続きを尋ねる。

『だがまあ、奴らに奪還されたのでなければよい。ワシらはまだこの場を動けん、お前とニュウドウが頼りじゃ。くれぐれも、2号機が奴らの手に渡らぬよう気をつけてくれい』
「了解よ、教授」
『うむ』

通信が終了し、画面が暗転する。ぽちぽちと操作して電源を落とすと、少女は机の引き出しからカード一組を取り出す。
激動の七日間事件当時にハマっていた水晶玉に代わり、2年ほど前から始めたカード占いだ。
もっとも簡単なワン・カード・スプレッドで、その示すものを読み解いていく。

「……運命の輪……」

はあ、とため息。

「あの時から変わらない……あなたは本当に平穏とは無縁ね、ザ・サード」

元スペロボ団幹部・街角のキリカは、かつての協力者である少年の、“2年前から全く変わらない”姿を思い出して憂鬱そうに呟いた。





―――夜。この日は夕方頃から雲が多く、この時間になると完全に月が隠され、街の明かりだけが輝いている。

そんな中、昼間はメダロッターのたまり場になっている山の上の神社、その境内に一つの姿があった。
闇よりもなお黒い、シルクハットとマント、同色の黒衣、そして顔全体を覆う丸い目と笑みの形に刻まれた口が目立つ仮面。

セントラルシティを騒がす怪人、快盗レトルト三世が、そこにいた。

雲を勢い良く流していく夜風にマントを靡かせる中、仮面の奥から声が流れる。

「……ハンゾウ。いるな」
「はっ、ここに」

呼びかけに答え、三世の背後、石段の上に張り出す古木のこずえを揺らして飛び降りてきたのは、一体のメダロット。
この一帯の野良メダロットたちを取りまとめ、野良狩りから守っているNIJ型、オイニンジャのハンゾウだ。

「三世殿、夜分に何の御用で?」
「……奴らがまた動き出したらしい。裏を取ってくれ」

奴ら。その意味するところをよく知るハンゾウは、機械の顔にもはっきりと分かる苦い表情を浮かべて応じた。

「! 承知……拙者のみでは手に余りますゆえ、四人衆を動かしまする」
「任せる。ただし、気取られるなよ」
「は。しからば、御免」

ざっ、と砂を踏むかすかな音を残し、ハンゾウの姿がその場から消える。
それを気配だけで確認した三世は、しばしそのまま佇んでいたが、風に散らされた雲間から月明かりが差し込む頃になって、不意に地を蹴って跳んだ。

人間の領域を遥かに超越した、その跳躍力が導いた先は、社の屋根の上。ネオンとヘッドライトに照らされる町並みを一望し、仮面の奥で呟く。

「……遂に来たか……今度こそ潰してやるぞ。エクスキューショナーズ……」


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