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RSSフィード リレー小説 メダロットRise
   

日時: 2012/10/29 01:08
名前: 凍零

※お知らせ
・今まで使っていた「リレー小説 メダロット ライズ」は都合上、凍結することになりました。
 これからはこちらで話を進めていきたいと思います。
 ご迷惑をおかけしますが、今後ともよろしくお願い致します。
・メンバーに雪の城さんを追加しました。



リレー小説をやるにあたって
■順番(略敬称)
1:凍零
2:ゼブラー
(3:鎌兎)
(4:土竜)
5:カヲトリス
6:地
7:雪の城


一周したらまた最初に戻ります。
()がついている間、その人の順番は抜かしてください。

■この小説について
今まで「リレー小説 メダロット ライズ」で投稿していた話を再構成し、設定等も一部変更しています。
なので、上記の小説とは全くの別物と思ってくださって構いません。

■注意事項
・次の方が投稿するのは、前の方が投稿し終えて3日経ってから。3日経ってからの1週間以内が基本的の原則です
※修正期間中は10日間ルールは無しで、書いた人の次に書く人も、同じ日に投稿してくださって構いません。
ただし、一日一周のみです。

細かい事等に関しては「リレー小説 メダロット ライズ」を参考にしてください。



Re: リレー小説 メダロットRise ( No.95 )
   
日時: 2013/08/31 22:10
名前: 凍零

「モアよ、貴様に新たな任務を伝える」
「はい、我が主。 なんなりと申し付けください」

 椅子に腰掛け、腕を組み厳しい目つきが目の前にいるモアを離そうとしない。モアもそれを知って知らずか一歩も動かず、主として仕える事となったヴァハムートの言葉を待つ。

「近頃下の方で何か企みをしている人間共を偵察兵が見かけたようでな」
「はい」
「人間など、我が軍にとっては赤子を捻るようなモノ。 しかし、知能に至っては……特に戦闘面は、時に我が軍を退く程の力量を持つのだ」

 立ち上がり、ヴァハムートはゆっくりとモアへと近付く。
 二人の間が瞬く間に狭くなる。周りにいる護衛兵達は何か何かと小さく騒ぎ立て始める。
 それでもモアは動じていなかった。周りは何を騒ぎ立てているのか、ヴァハムートは何故近付いてきているのか、モアには理由がわからない。ただ、ヴァハムートの次の言葉を待つ、それだけだった。

「そこでだ、モアよ。 肩慣らしのようなものだ、人間の軍、マグルと言ったな……そいつ等を捻じ伏せてくるのだ」
「了解しました」

 そう一言告げると、モアはすぐに行動を始める。余計な行動を取らない、というよりもモアにとってはそれが何のためであるかがわからないからだ。ただ確実に、与えられた任務を遂行する。
 それがモアが主に仕える喜びであるという感情であるということを、彼女はまだ知る由も無かった。



第62話


 
 その報告を聞いた時は、冗談にしては度が過ぎているものだった。
 一体のメダロットがマグルに攻めてきた、という報告だけは素直に受け止められた。
 しかし、その次の言葉から、マグルの長官であるフランクは耳を疑う。

「何だ、よく聞こえないぞ!? もう一度報告しろ!」
『で、ですから! 〝次々と変形するメダロット〟に手も足も出ません!!!』
「次々と変形する、メダロットだと……!?」

 いくらマグルといえど、メダロットの変形技能、メダチェンジについては熟知している。
 けれども一体のメダロットにつき一回の変形しか取れない。勿論例外としてはあるものの、それは実用化されず試作の段階で研究が凍結してしまい続けられなかったものだった。
 フランクはとにかく考えていく。ヴァン軍が作り出した新型という事も充分に有り得る。マグルは構成員が人間のみであるため、ヴァン軍にスパイを送れないという欠点があり、そうと確証を得る事が出来ない。
 他の可能性だってある。もしかしたら戦闘員たちが見た幻なのかもしれない、はたまた複数のメダロットが――あらゆる手段を思いついても、果たしてそれが本当なのか。

(まさか本当に、〝次々と変形するメダロット〟という報告が本当だとすれば……)

 強く握った拳が熱くなり、緊張と焦りから嫌な汗が掌に拡がっていく。
 そのメダロットだけで部隊が全滅される恐れがある。そうなれば抵抗手段を失い途端にヴァン軍が一斉攻撃を仕掛けられれば――マグルそのものが滅ぼされかねない。
 先程とは打って変わって打開策を出し始める。すぐに考えた打開策を部隊に知らせようと無線機に手を向け。

「失礼します」

 背後から音も無く声だけが聞こえた。それは聞き覚えのある声。
 振り返るとフランクは貴様か、というような一瞥を向ける。セミロングで戦国大陸を生き抜くには不慣れな服、そして利き腕にはマグルが最も忌み嫌うモノを取り付けている。

「何の用だ、貴様は。 今は忙しいんだ、後にしてくれ」
「その忙しい仕事を、こちらが引き受けてもいいでしょうか、という提案をしに来たのですが」
「なに?」

 予想もしてなかった発言にフランクは思わず動揺する。顔に動揺を見せないように目の前にいる者を、惣葉を睨みつける。
 対して惣葉はフランクの動揺を見抜いていた。このまま押し切れれば、意気を決して次の言葉を整えるように軽く呼吸をして。

「今マグルを襲っている〝変形するメダロット〟、貴方たちではとても仰り難いですが勝ことはできないでしょう」
「ふん……まどろっこしいことは言わなくてもいい。 それで、何が言いたい?」
「では、単刀直入に。 あのメダロットは、私達が対処します。 恐らくはあのメダロット、私達が探しているFFである可能性が高いからです。 そして、そのメダロットを相手にしている間にそちらの部隊を退避させてください、援軍は不要です」
「はっ! そういうことか。 だがどの道援軍など出す気は更々無い。 誰が忌み嫌う機械と手を組む輩と共同作戦など取れるか」

 忌み嫌う機械。その言葉にベリアルは怒りを露わにしようとしたところを寸でのところで惣葉がミュートボタンを押して難を逃れる。
 惣葉の表情が先程の言葉で少し曇る。記憶が飛んでいた時とはいえ、自信もフランクと似たような思考を持っていたことに苛立ち、そして後悔の念が押し寄せていた。
 だが今はそのような考えをする余裕はない。歯を噛み締めながらフランクと向き合う。

「では……この話は成立ということで」
「ああ、好きにするがいい。 部隊には私から言っておく……さっさと出て行け」

 言われた通りに惣葉は挨拶もせずに立ち去る。
 フランクしかいなくなったところでもう一度通信機と向き合い、無線機を取って荒々しい声で怒鳴り散らすように叫んだ。

「全軍に通達する! ただちに撤退、負傷者は一人残らず連れて帰るんだ!」



つづく


すみませんロクショウ忘れた人の方は他の方におまかせしておきます。


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