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RSSフィード SS書こうぜ!
   

日時: 2008/03/22 01:57
名前: 鎌兎

どうも。鎌兎です。
今回は気分転換にSSを書きましたので投稿させていただきます。

息抜きとして、皆様もSS書いてみませんか?
書いてみたいでしょう? そうでしょう?
ん・・・別にいいや?
そんなこといわずにさぁ!さぁ!さぁ!
思い切って書いてみましょうよ!



サムライメダルのアークビードル ( No.15 )
   
日時: 2012/10/18 22:40
名前: 雪の城


あいつの笑顔を見るたびにふと思う事がある。
痛みを誤魔化して笑うあいつ。謝れば面白いぐらい首を横に振るあいつ。夜な夜な訓練しては落ち込むあいつ。
間違っていたのは紛れもなく僕だとは理解していた。



アントンはロボトルで勝った事は一度もなかった。
アントンは好きなパーツを使って勝ちたかったし、それ以外のパートナーを選ぼうともしなかった。だが、そのパーツは射撃でパートナーのメダルは格闘メイン。
祐樹は典型的なおぼっちゃまで、ロボトルに負けてもすぐに代替え品のパーツはある。カモにはなりそうだが、すぐ近くには護衛かわりに雇われた付き人が出てきて追い払ってくれる。今まで生活で困った事はなければ、深く悩んだことはない。
アントンはそういう人物だった。
アントンのパートナーのサムライは赤色と顔の前に突き出た二本のツノが特徴的なアークビ―ドルを装備していた。日本の選手が使っていたアークビードルに心を奪われそのまま衝動買いをしてから、アントンは装備を変えていない。
戦った相手からメダルを見られ何度も「パーツを変えるべきだ」と指摘もうけた。だが、アントンはそれに耳を傾けずアークビードルを使い続けた。


「ロボトルしようよ!」


弱すぎるアントンをそう誘った友人は側から消え、アントンからそう誘っても誰も乗ることがなくなるのはもう必定だった。


「あああ、なんで皆僕とロボトルしてくれないんだ!別に僕と戦って僕がパーツを奪った事なんかないじゃないか!ただロボトルするだけでいいのに、なんて皆は心が狭いんだ!最悪だ!最低だ!」
「アントン殿」
「そうだよ!お前が弱いからだよ!もーすこし!お前が強ければ!」
「申し訳ござらぬ。私の落ち度で間違いはございませぬ、アントン殿」
「ならもっとがんばれよ!」


サムライは顔を下に下げた。付き人は一歩後ろで見ていたが、あまりの仕打ちに前に出ようとしたとき、サムライの腕が横に突き出された。


「アントン殿。一つお願いがございまする」


怒られたばかりでお願いをするなんて。
アントンは言葉に詰まるが、サムライの事は嫌いじゃなかった。友人に馬鹿にされる古風な話し方も、自分を完全に立ててくれるところも、大好きだった。


「なに?」
「私に暇をくださいませぬか」
「いとま?」
「辞めさせてくださいということだよ」


付き人のメダロットがぶっきらぼうに言い放つ。付き人が慌てて口を抑える(抑えた所でメダロットが黙るわけがない)が嘘ではないと解った。再びサムライをみれば真剣な表情で自分を見ている。
本気で言っている。
アントンはすぐに理解をすれば言葉が出てこなかった。負ける理由も、サムライが自分の為に夜な夜な射撃訓練をしていてくれた事も、自分を気遣ってくれていたことも解っていた。解っていただけに、裏切りが許せなかった。
ずっと側に居てくれるのだと思っていた。


「なんだって?」
「私を離せばアントン様にふさわしいメダロットが側につくことになるでしょう。私はアントン様が望んだ勝利を掴まれる所が見とうございます。このサムライの手で勝ちを導けなかったことは悔やまれまするが、アントン様の為ならば退く事もためらわぬ所存。どうか、ご決断を!」


嘘だとは思えない。アントン様に嘘をつくなど私にはできませぬ。以前そう言われた事がある。実際、嘘をつかれたことはない。実直で誠実なまさにサムライの魂を持ったメダロットだった。
アントンはメダロッチをサムライに向ける。


「パーツ、転送」

「え?」


以前付き人からもらったパーツをサムライにむける。サムライは光に包まれる。付き人の表情が明るくなる。


僕は、このメダロットに応えなくちゃいけない。
それが、僕がマスターである証だ。


「これは・・・」


サムライが新しいパーツを見て言葉をなくす。付き人とそのメダロットが抱き合って泣き始めた。
アントンは笑った。


「KBTのメタビーだよ」




――――
台無しにしてみました。
アントンに殺意を芽生えてくれたら作戦通り。スペースありがとございました。


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