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Re: 魔王~Mysterious Crystal~ ( No.30 )
日時: 2014/10/04 16:45
名前:

第十七話【ワンポイントライフ・プレイヤー】
 
 
 20年前、ギディオン=レヴェインとハルカゼ、そしてクラシアの故郷は魔王に滅ぼされた。
襲いくる魔王製メダロット達。
燃え上がる村。
ギディの父は、息子を守る為に戦い、そして死んだ。
当時3歳だったギディにとって、その光景はあまりにも衝撃的で今尚、はっきりと覚えている。
 
「逃げ……ろ……ッ」それが父の最期の言葉であった。
しかし、ギディの父はそれに続けて何かを言おうとしていた。
言おうとしていたのだ。
その前に彼の父は息を引き取った。

何を言おうとしていたのかは分からない。
推測はたつ。
「お前を愛している」だとか「強く生きろ」だとか、きっとそんな事を言おうとしていたのだろう。
しかし、あくまでそれは推測であって現実ではない。
たとえ推測が当たっていたとしても現実ではない。

現実は、ギディの父は息子に最期の言葉をかけることなく絶命してしまったという事だけだ。
 

20年前のその日から今日までずっとそうだった。
そして、きっとこれからもそうだ。
ギディが、他人の死を極端に恐れ、何よりも嫌うのは――――――――――――

 
 
 
流慕:「さて、ドンパチの中心はあっちだな!」
 
ギャングの街、フィフス・ドーンを走行する車の中で流慕が言う。
何者かは知らないが、先客が大暴れしてくれたおかげでキング・レオーネのアジトは大混乱に陥っていた。
統制の取れていないいまこそチャンス。
片瀬兄弟は、混乱に乗じて一気に宝条ルクを回収するつもりなのだ。
 
流慕:「さて、米斗このまま車で突っ込んでいいと思うか?」
 
米斗:「あぁ、それしかないな。だが、もう少し場を混乱させてもいいと思うぞ」
 
流慕:「さて? どうする?」
 
米斗:「流慕、少し運転を頼む」
 
そういうと米斗は流慕にハンドルを預けて、運転席のドアを開ける。
そして、時速100キロで走行する車の屋根まで、軽やかに昇っていく。
その様子を車内のギディ、ハルカゼはじっと見守っていた。
流慕は、何をするつもりかは分からないが、米斗がやることだから、多分うまくいくだろうと気にせず運転していた。
 
車の屋根にたどり着いた米斗は、車の近くを飛んでついてきているダイナブレードに言う。
 
米斗:「トリさんと言ったか?」
 
ダイナブレード:「トリさんではない。ダイナブレードだ。」
 
ダイナブレードは静かに訂正した。
 
米斗:「失礼した。ダイナブレード、車のトランクに大きな筒状のものがある。取ってもらえるか?」
 
そういいながら米斗はダイナブレードにトランクの鍵を渡す。
ダイナブレードは嘴で受け取り、そのまま器用にトランクを開ける。
 
ダイナブレード:「筒状……ん?まさかお前……」
 
米斗:「早くとってくれ。そろそろ着いてしまう」
 
我が目を疑い、そして次には米斗の神経を疑うダイナブレードに米斗は冷静に、何もおかしな事は無いとでも言いたげに催促した。
 
 
その不穏な空気は車内にも伝わっている。
 
流慕:(さて? なんだ?トランクを開けて何をする気なんだ米斗?)
 
そう思って、数秒後、流慕はトランクの中に入れていたものを思い出してハッとする。
 
流慕:「げッ! 米斗、お、お前まさか……」
 
ギディ:「どうしたんだ流慕!?」
 
ハルカゼ:「何かやばいのか!?」
 
尋ねる後部座席の二人に流慕は叫ぶ。
  
 
流慕:「耳をふさいで、何かに捕まれーーー!!」
 
 
車の屋根の上には、直径30センチ。長さ1.5メートル程の筒状の金属を肩に背負う米斗の姿があった。
ダイナブレードは危険を察知して、さっきより遠くを飛んでいる。
 
米斗:「ふぅ……」
 
米斗はけだるそうにため息を吐いた後、とても何気なくこうつぶやく。
 
 
 
 
米斗:「ちょっとバズーカ撃ってみるか……」
 
 
 
 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 
ソリン:「ギャンブラーてお前……ギャンブラーがギャングの大群を一人で倒せるわけねーだろ」
 
ソリンとメダナイトは困惑していた。
宝条ルクの夫だという怪しい男プロトの運動能力は異常としか言いようがなかった。
飛び交う銃弾をものともせず、左腕に握った刀ではじくか体をそらして回避する。
そして、マシンガンを片腕連射しながら、ギャングの集団に突撃し、回し蹴りでギャングを一掃。
 
それで普通の人間だ。ギャンブラーだ。と言い張るのだからツッコミどころ満載すぎて困惑していた。
 
メダナイト:「メダロットの私からみても貴殿の運動能力は高すぎる。先ほどは何者だ、と尋ねたが質問を変えよう」
 
メダナイトはプロトの目をギンと睨んで言う。
 
 
メダナイト:「貴殿は、 人 間 な の か ? 」


プロトは小さなため息をついた後に答える。
 
プロト:「何気に人間だよ。俺は……人間になったんだ。うん」
 
なにかを確かめるように、自分に言い聞かせるように言うプロト。
今度はソリンがそれに食いついた。
 
ソリン:「人間に『なった』? なんだよ、"昔は人間じゃなかった"みたいな言い方じゃねーかよ」
 
プロトの尋問を続けたいソリンとメダナイトだったがそうもいかない。
なぜならば、突然彼らのいるフロアで大爆発が起こったからだ。
 
メダナイト:「ソリン!」
 
爆風が襲い掛かるよりも早く、メダナイトがソリンを担いで上のフロアへ続く階段へと一気飛びのいた。
プロトも同様に飛びのく。
 
 
プロト:「何だ何だ!? どっかの馬鹿がバズーカ砲でも撃ち込みやがったか!?」 
 
 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 
リリ:(ギャング共が騒がしい……もう脱走がバレたっていうの!?)
 
リリとルクは首尾よく脱出するつもりだったのだが、ちょうど彼女たちが監禁部屋を抜け出した直後にあたりが騒がしくなった。
仕方がなく、いったんトイレの個室に隠れた。
しかし、こんなところにいては見つかるのは時間の問題だ。
 
リリ:(このリリアナ=ナラーが、こんなに早く……恐ろしい組織ね、キング・レオーネ)
 
リリが冷や汗をかきながら思考を巡らせている姿を、ルクはニコニコして見ていた。
 
ルク:(なんていうか、この、すごい一生懸命です!って感じの顔がそそるわー)
 
リリ:「おい、ルク。今なんか変な事考えてたろ?」
 
ルク:「ん? いいえ? リリちゃん可愛いなーって」
 
満面の笑みで答えるルク。
殴りたい、とリリは真剣に思った。
 
リリ:「それが変なことだっつってんだろッ!ボケがッ!脱出の方法考えろや!」
 
と、リリが鬼の形相でルクの胸倉をつか……もうとしたら乳に阻まれた。
邪魔な糞乳に更なる怒りを燃やすリリ。
 
その直後のルク。
 
ルク:「うえーー……!!」
 
吐いた。
ちょうどトイレにいたので都合がいいとか思わなくもないが、吐いた。
 
リリ:「ちょ、ちょっとオーバーでしょ……! ちょっと手が当たっただけじゃん」
 
なんとなく、自分のせいなのだろうか?いやそんな馬鹿な!
と自分を弁護しながらも、でもなんとなく悪い気がするので、ルクの背中をさするリリ。

 
ルク:「あ、気にしないで……最近、なんか体の調子悪いみたい」
 
そういえば、さっきも監禁部屋で吐いていた。
あの時は食べ過ぎだと思ったが、どうやらルクの体調の問題らしい。
ともなると余計に逃走がしずらくなるようである。
 
改めてどう逃げるか考えなくては、とリリが思ったその直後である。

  
下の方から爆発音が聞こえてきた。
 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
ハルカゼ:「米斗何やってんだよーーーアホかーーーー!!」
 
ハルカゼは叫んだ。
叫ばなくてはやってられなかった。 
 
流慕:「さて、米斗がアホなわけねーだろ!京大卒だぞ!」
 
流慕が意味不明な弁護をする。
 
ギディ:「いや、でも、これで相当むこうも混乱したんじゃないか?」
 
こういうときにギディの鈍感さが役に立つ。
突然、誰にも相談せずにバズーカをぶっぱなした米斗に驚くことなく、冷静に状況を分析していた。
 
米斗:「いや、俺たちの方が混乱しているようだぞ」
 
いつの間にか助手席に座っている米斗。
実に冷静に状況を分析していた。
 
ハルカゼ:「お前のせいだろ!」
 
なんか慌ててる自分の方がバカなんじゃなかろうか?
とハルカゼは妙な不安感を感じた。
でもツッコミは忘れない。
 
そうこう言いながら走行しているうちに、車はキング・レオーネ上層部の集まるアジトと思われる場所についた。
と思われる、というのは「このホテルに車がつっこんでいった」というダイナブレードの目撃証言により、推測しただけで、別にここが本拠地だという確信があるわけではない。
確信はなくとも、正解を引く。
ギディオン=レヴェインとはそういう理不尽な存在だった。
 
 
 


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  
 
 
ギディオン=レヴェインという理不尽な存在。
その対極となる存在もまた、この場にいた。
その男の名は、語る必要はない。
このような場所で語られるような存在ではないのだから。
 
その男の人生は順当だった。
順当にグレて。
順当に道を踏み外し。
順当に逃げ出し。
順当にギャングの小間使いになった。
 
彼はこれまで碌な人生を歩んできていない。
いつ、どこで、彼が死んでも誰もなんとも思わない。
そんな存在だった。
碌な人生を歩んでこなかった彼の人生でも、もっとも碌でもない一日といえばきっと今日なのだろう。
 
彼の仕事は集金だ。
ギャングの小間使いとして、組織から金を借りた人間を脅して返してもらう、そういう仕事だ。
今日はたまたま、回収した金を確認してもらいにこの街に来ていた。
で、小遣いがもらえたので、たまにはいいホテルに泊まろうとこの場に来ていた。
このホテルは表向きはただのホテルなのだ。
実はキング・レオーネの上層部が集まる本拠地だなんて、この男は知りもしなかった。
 
そして、彼の不幸その1。
車がホテルに突っ込んだ。
始まる銃撃戦。駆けつけたギャングに「お前も応戦しろ」と命じられ嫌々参加。
 
碌でもない人生でも、まだ終わる準備はできていない。
適用にやられたフリをして、やり過ごそうと彼はわざと蹴られたフリをして、気絶したフリをしていた。

不幸その2。
すぐに近くのギャングにバレる。
髪の毛をつかまれ、引張り上げられ、顔面を殴られる。
 
不幸その3。
バズーカ砲の爆発に巻き込まれる。
散々である。
 
しかし、幸運なことに彼は生きていた。
同時に、不幸なことに彼の顔面を殴りつけたギャングもまた生きていた。
侵入者に向かっていけば、さっきの事は見なかったことにしてやるというギャング。
ナイフをにぎって、彼は「うあああああ!」と奇声を上げて襲い掛かる。
 
しかし、彼が何か成果をあげる事なんてない。
そのことは彼自身が一番理解していた。
侵入者と思われる男は、素早く男のナイフを払いのけ、踵落としで男をうつぶせに倒し、踏みつける―――――――
 

 
流慕:「さて、あの爆発で生き残ってるやつがいたわけか。まぁいいや死ね」
  
流慕は男が落としたナイフを拾い上げた。
その時だった。
 
米斗:「流慕、危ない!」
 
米斗が突然の発砲。
その先には、ナイフの男に指示をしたギャングの男がいた。
男は流慕がナイフの男に気を取られている隙に、流慕を撃とうとしていたらしい。
しかし、米斗の銃弾がギャングの右腕に命中し、ギャングの拳銃は地に落ちた。
 
とてもかなう相手ではない、とあきらめたギャングは上の階に逃亡を始めた。
追撃に発砲をしようとする米斗。
しかし、それをギディが遮った。
 
ギディ:「米斗、やめよう。もう戦う意思はなさそうだ」
 
ギディが米斗の構える銃を無理やりおろしたので、米斗は発砲をやめる。
そして、その隙にギャングは逃げ出した。
 
ギャングは逃げ出したが、ナイフの男は依然として流慕に踏みつけられたままだ。
 
流慕:「さて、あぶねーな。米斗がいなきゃ殺されてたぜ……で? 殺しに来たからには殺される覚悟はあるんだろうな?」
 
そういって、流慕はナイフの男踏みつけている足に更に力を入れる。
 
ギディ:「流慕、その辺にしとけよ」
 
ギディはやはり止めに入る。
間違いなく、流慕の目は今から殺人をする目だったからだ。
 
流慕:「さて、まーた主人公様の意味の分からねえ綺麗事のコーナーか?」
 
ギディ:「うん。まぁな。……何も殺すことはないだろ」
 
毅然とした態度で流慕に意見をするギディ。
そして、つまらなさそうに、足をどける流慕。
ギディの言うように、殺すことはないと思ったわけではない。
ここで、このとるに足らない男を殺害することにこだわることが、非常に格好悪く思えたのだ。
 
流慕:「さて、なんか冷めちまったな。……ギディ、そんな綺麗事じゃやってけねーぞ、と忠告しておくぜ」
 
ギディ:「綺麗事じゃやっていけないからって、綺麗事をあきらめる理由にはならないだろ。
     空を飛べないのに、飛ぶ事をあきらめなかったヤツが飛行機を作ったわけだしな」
 
流慕は、ギディの話を鼻で笑い飛ばした。
まったくくだらない。
話にならない。
とギディの話を切り捨てた。
しかし、同時に、ギディがこの先その考え方で何を為すのか、すこし期待していた。
 
流慕、米斗、ギディ、ハルカゼ、ダイナブレードの5人でさらに上の階へ登ろうと、階段に足をかけた時だった。
  
 
「殺せよおおおぉぉぉ!!!」
 
 
振り返ると、ナイフの男が泣きながら立っていた。
 
「いっそ殺せよ! どうせ俺の人生もう終わりなんだ!さっきのギャングに殺されるか、一生利用されるか。それしかねえ!
 だからもう殺せよ!どうせ死ぬし、どうせ生きてても碌な事ねーよおおお!!!」
 
今日はいろんなことが起きすぎた。
何度も命の危機に陥った。
そしてこの男、逆に死んだ方がいいのではないかと、ふと、魔が差していた。
 
ギディ:「流慕、米斗、トリさん、先に行っててくれ。すぐに追いつく」
 
流慕と米斗は、なんやかんやで宝条ルクを横取りされるのではと焦っていた。
だからギディの言葉どおり、そそくさと上の階へと歩みを進める。
ダイナブレードはそもそも、自分で何かを判断するのが苦手で、いつもリリの指示を頼りにしていた。
今はリリはいないので、ギディの指示にしたがった。「トリさんではない。ダイナブレードだ」とだけ残して上の階へと向かう。
 
そして、このフロアには
主人公:ギディオン=レヴェインと何者でもない端役:ナイフの男だけが残された。
 
「ころせ……!殺せぇぇえぇ!!!」
 
ナイフの男はかなり錯乱しているようだった。
それにギディははっきりと言う。
 
ギディ:「嫌だ! 俺は殺さない!」
  
「頼むよー……きっとさっきのギャング、また俺を殴りに来るんだ……そうなったらどんな痛い殺され方をするか
 あんたなら、楽に殺してくれそうだ。できるだけ痛くないように殺してくれそうだ。頼むよぉ……。どうせ、明日か明後日には殺されるんだよ俺なんて。」
 
ナイフの男は縋り付くように懇願する。
地面に手をつき、額をつき、嘆願する。
だが、ギディはこんなにもみじめな姿で願ってもブレない。
 
ギディ:「確かにアンタは早死にするかもな。でもそれは今じゃないし、俺が殺すわけでもない。明日死ぬなら、明日まで生きろよ!」
 
ナイフの男ももはや引き返せなくなっているようで、ギディの足にしがみついて死を乞う。
 
「明日まで生きてどうすんだよぉ……!! たったの一日命が伸びても意味なんて無いんだよ!!殺せよぉ!!」
 
直後、ギディは自分の足元で這いつくばる男の胸倉をつかんで立たせると、男の頬を思いっきり平手打ちした。
男は脳に直接電撃をあびたような衝撃を感じて、吹っ飛ぶ。
再び、地面に倒れ伏し、何が起こったかわからないといった顔でギディを見るナイフの男。
ギディは、怒るわけでもなく。同情するわけでもなく。
毅然とした態度で言う。
 
 
ギディ:「俺の父さんは"あと五秒長く生きれたら"、息子に最期の言葉を残せた。……一日なんて充分だろ。」
 
 
それを告げるとギディは、さっと踵を返し、階段に足をかける。
階段の上からその様子を見ていたハルカゼは、あの日の事を思い出していた。
 
ハルカゼ:("あと五秒"……俺が頑張ってたら、"あと五秒"くらい作ってやれたのかなぁ……)
 
その時だった。
  
 
「うあああああああああ!」
 
 
癇癪を起したナイフの男が、地面からナイフを拾い上げてギディに投げつけた。
もはや何が何だか分からなくなってしまったのだろう。
生きるべきか?死ぬべきか?それだけが問題ではない。
何を為すべきか?何を為せるのか?何を為したいのか?
何もかも、全て、ありとあらゆるものが混沌として頭の中を巡った。
しかし、結局、男にできることと言えば、奇声を上げてナイフを投げることだったのだ。
 
 
ハルカゼ:「ギディ!!?」
 
ハルカゼは驚いた。
なぜならば、ギディの方にしっかりとナイフが突き刺さっていたからだ。
普段のギディならば、あの程度の投げナイフはかわせるはずだ。
 
「ほ、ほらみろ! 俺を殺さないからこうなるんだぜぇ!」
 
その言葉とは裏腹に、男の表情は強張っていた。
ギディがどう反応するのかが、怖くて仕方がなかったのだ。
 
ギディ:「ほらみろ、はこっちのセリフだ」
 
ギディは男に背を向けたまま語る。
肩に刺さったナイフを抜こうともしない。
 
ギディ:「ほらみろ! さっき死んでいたらアンタは〝侵入者にこんな重傷を負わせる〟なんて出来なかっただろ」
 
そう告げて、階段を上り始めた。
 
ナイフの男はその場にヘナヘナと座り込んだ。
ギディの背中をただただ見つめて、何を考えているのか、目をギョロリとさせていた。
だが、その目は、気のせいだろうか。
さっきよりも、輝いて見える。
 
 
  
ギディ:「どんなに追い詰められても、生きてさえいれば足掻けるんだ。
     ライフポイントは1だけあればそれで良い……それでアンタは立ち上がれる」
 
 

 
 
  
第十七話【ワンポイントライフ・プレイヤー】 おしまい